2チーム体制
ykpythemind お疲れ様でした。今回はですね、同じ部屋に現地で集まって録っています。
トモヒロツジ そう、今回は2組に分かれて1本ずつ作品を撮って、それを今この場でお互いに初披露しあった後にこれを録ってるんです。
ykpythemind 情報量が多いですが(笑)
藤本薪 メンバーシップ限定コンテンツで直前にやった視聴会の様子は見れるはずなので。
トモヒロツジ うん、価格改定されたメンバーシップで、ぜひ見てみてください(笑)
ykpythemind いきなり宣伝から始まりましたね。
トモヒロツジ そもそもなんで2つに分けようって話になったんだっけ。
ykpythemind なんか俺が分けて撮るぞ!って言った記憶(笑)
藤本薪 なぜ。
osd プリミティブさとか言ってた気がします。
ykpythemind そうそう。別に4人で撮るのもいいんだけど、一旦プリミティブなところに立ち返ってみるのもいいのでは、みたいな。結局どうだったんですかね。
藤本薪 4人と2人だと、やっぱ全然、意思決定のスピードっていうかハードルが違うね。
ykpythemind あ、そうそう。
藤本薪 いいとこも悪いとこもあると思うけど、うん、やっぱ小さいチームで動いたって感じはしたね。なんかあれだね、エンジニア的なことしてるね。なんかあんまり、こういうことしようって試みしなくない?
トモヒロツジ 分かれても一定機能するチームじゃないとできないなとは思うけど。
ykpythemind 確かにそうね。シーズン3は本当にこの4人で全部撮ってきたから、信頼感が高まってたと思うわ。
osd これは公開したくないなあって作品を相手が出してきたら嫌ですけど、そうはならない信頼感が。
ykpythemind あ、やっぱり1番心に残ったのは、僕がカメラを卒業するということでしょうか(笑)
藤本薪 ここまでの作品、全部ユキト(ykpythemind)がカメラ回してるから。こっちは僕とosdくんのペアだったから、必然的にosdくんがカメラ回すことになって。
ykpythemind 想像以上にうまかった。よかったよ。
トモヒロツジ 使ってるカメラ的にも、質感がそれぞれ違うからさ。
ykpythemind あれなんですよ。やっぱ自分みたいなキモい人間はああいうシネマカメラ的な絵をとっちゃダメなんで(笑)
osd どういうことですか(笑) ユキトさんはどういう映像を撮ってるんですか。
藤本薪 インターネットにあげるための映像。
ykpythemind BMPCCは絵が綺麗すぎる。俺はね、そんな生活を綺麗にしてない。けど、オサダくんはなんだかんだやっぱね、綺麗さがある人だから、あれが許されるんですよ。
トモヒロツジ 別にどっちも良いところがあるって話でいいと思うけどね。
自分のドアのウチとソト
藤本薪 今回やってすごく思ったのは、多分こっちのチームは思考が外に向いてて、そっちのチームは内に向いてるなっていうのが。あ、これはドアのウチかソトかって話なんだけど。
トモヒロツジ これ、俺達が内向的すぎるっていうチクチク言葉ですか。
ykpythemind これはチクチク言葉。
トモヒロツジ やっぱ結論としては俺らが作ったものはエグい内向性出てた説はある。俺等はアナログホラーを作るってなった瞬間にテーマが「ナンセンス」になったから。ああいうのって多分意思決定がシンプルじゃないと作れない。4人でナンセンス作ろうとすると、多分ナンセンスじゃなくなっちゃう。少人数でやるなら、こういう方向に1回振り切ってみるかっていう感じではあったよね。
osd なんか全体的にユーモラスでしたよね。怖くはあるけど、1枚1枚の画像とかの単位で見ると、結構ユーモラスなことが起こってるというのは感じました。ナンセンスなことをやるっていう前提から来てるのかな。
藤本薪 あんまり2人(ykpythemind, ツジ)がナンセンスを良しとしてると思ってなかった(笑)
トモヒロツジ ナンセンス大好きなんだけどね、実は
藤本薪 4人集まるとやっぱこう、ネクタイ締めちゃう。
トモヒロツジ 4人集まるとね。
藤本薪 僕もナンセンス思考ではあるけど、in-factoではそうならんなって思ってた(笑)
トモヒロツジ みんなお見合いしてんじゃん。
藤本薪 何かのアイデアが出たときに4人全員がマルを上げるってなかなかないからね。
ykpythemind 4人でやってたら今回の悪魔リストのジャンプスケアは入らなかったと思う。
トモヒロツジ そうね。
藤本薪 今の気持ちとしては全然あっていいじゃん、なんだけど、多分4人で話してたら反対してた。
ykpythemind なんでなん。じゃ、藤本くんが悪いってことで(笑)
藤本薪 「悪魔リスト」は、全体が決まってから作ったの?それとも、ちっちゃい素材を持ち寄って作ったの?
トモヒロツジ ユキトと俺でPOC的な映像をお互いに作ってった。結局、最終系の8割ぐらいは多分自分のやつになったかな。
ykpythemind 曲も意外と辻のやつなんだよね。こう、チープでVaperっぽい感じがよかった。
osd 今回は結構各々の創作が色々ミックスされた感があった気がします。
ykpythemind 「それ」のラジオとかね。
トモヒロツジ 声優ラジオとかに流れてそうな感じの。
藤本薪 あれは うちのバンドのボーカル がやってくれました。
トモヒロツジ ちょうどよかった。
osd 「それ」は、なんかシンプルに場所がめっちゃ良かったっていうのがあると思います。元々作るときも、ちゃんと怖い、「いい場所」に行こうって話してて、今回はその「いい場所」にちゃんと行けたっていうのが、良かったなと。
トモヒロツジ 2人のこと知ってると、映像のどっちの部分を誰が担ってるのかわかって面白いかも。全体的な映像的な質感はオサダくんのジャッジが見えるし、細かい小物とかのそういうところは藤本くんの好みが出てるし。
ykpythemind 藤本くんは呼び込み君を使うってところだけは譲らなかったんでしょ。
藤本薪 どんな話でもいいから呼び込み君だけは使ってくれ、っていうスポンサー活動(笑)
ykpythemind ちょっと面白いかも。
osd 呼び込み君と呼び込み君ミニがあって、どうしても大きい方の呼び込み君が使いたくて、それにはコンセント電源が必要で。
ykpythemind え。
osd 2、3万するポータブル電源を買って。
ykpythemind そもそも呼び込み君が1万5000円らしいので……。これはですね、予算を超えております(笑)お互いに限られた予算の中で作ってこようって話をしていたので。
藤本薪 経費精算通らなかったら大丈夫です、売りますので。
トモヒロツジ 売った方がいい。うちみたいにずっと地下室に神棚を置いとく羽目になる。
ykpythemind うん、確かにね。まだ価値ありそうだもんな、呼び込み君。
トモヒロツジ 呼び込み君はね。てか普通に呼び込み君を持ってるっていうこと自体に1万5000円払ってる価値がある。
ykpythemind うん。ちょっと面白すぎるから。
トモヒロツジ いや、よかったな。なんか新鮮だわ。普通にin-factoとして世に出てるのに、自分の知らないものがいつの間にか出てるみたいな感覚。
ykpythemind おー。
藤本薪 思ったよりめちゃ大変とかじゃなかったよ。
トモヒロツジ 確かにね。別に2倍頑張ったとかではない気がする。
藤本薪 むしろ意思決定がスピーディーだった分、楽だったかもな。この議論に時間使うのは良し悪しはあるけど。
ykpythemind 確かにな。
osd なんか、でも結構普通に藤本さんと長時間話しましたよね。オンラインでも4、5時間を2回とか。
ykpythemind なんか楽しそうだな。まだオサダくんと藤本くんには時間が残ってる。俺とツジってもう残ってないんすわ(笑)大学時代からかれこれ10年ぐらい付き合いがあってさ(笑)
トモヒロツジ お前と3時間も話してると、もういいや、話すことねえよってなるし。
藤本薪 なんか、本当にみんなで「それ」のトンネル行こうね。
osd ユキトさんを連れてきたい。うん。
ykpythemind なんでだよ。
osd トンネルの中って、めちゃくちゃ反響するんです。多分1キロとかあるから、そん中で、ちょっとなにかが動いただけで、カキーンとか言って突然音が飛んでくるんです。そんで、突然マジで女の子が叫ぶ声が聞こえるんですよ。
藤本薪 鹿の発情期の鳴き声らしいんだけど。
トモヒロツジ 結構高い声で鳴くよね。
osd きゃーきゃーきゃーって。
トモヒロツジ いいな。
osd それがトンネルの外から聞こえてくるんで、もうその中に逃げるしかないじゃないですか。
トモヒロツジ 絶対に助からないタイプのやつや。
ブラクラの悪魔
トモヒロツジ あ、ちゃんとブラクラできてよかったね。
osd いや、びっくりしました。マジで。
ykpythemind あれはなるよ。普通に作ってても、何回目に来るか覚えてないと怖い。
藤本薪 あんだけ脅かすの作ってると、これって怖いのかなとか驚くのかなとか、疑心暗鬼になんない?
ykpythemind あれだけは、実は「ゆっくり動く椅子」っていう10数年前くらいのニコ動かなにかの動画のオマージュなんだよな。
トモヒロツジ 暗い部屋で椅子が揺れてると思ったら……っていうジャンプスケア。
ykpythemind それをやりたかったんすよ。
藤本薪 僕らのホラーの原体験はやっぱさ、インターネットにあるよね。
トモヒロツジ そうだね。赤い部屋とか。
藤本薪 2人は怖さを自分の脳の中に探しに行った。僕らは外に。
ykpythemind 確かに。
トモヒロツジ うん、そうね。過去の記憶から探しに行ってるからね。
ykpythemind このジャンプスケア、また怒られるんだろうなあ。
トモヒロツジ 今んとこ土下座 のジャンプスケアが1番怒られてるから。(笑)怒られる話をするといつも冷笑で終わってしまうからやめた方がいいかもしれない。
藤本薪 日本のホラー映画なんてほとんどジャンプスケアだよ。
ykpythemind まあ確かに。でも面白いよね。オサダくんと藤本くんの作品、やっぱジャンプスケア入っててほしかった気持ちになってきちゃった。今俺ドーパミン中毒のガキで最悪すぎ。
トモヒロツジ 入ってなくて良かったよ。これでお互いの作ってきた両方にジャンプスケア入ってたら、やっぱジャンプスケア入れるのって正しいんだ、とかなって、ドーパミン出すだけのチャンネルになってく。
ykpythemind なんでだよ。
藤本薪 「それ」の最後の脚なんか、出さなくてもいいっていう話まであったよ。
ykpythemind あれはあってよかったと思うけどなあ。
osd 合成に違和感があるって藤本さんに言われて、頑張って直して(笑)2人とも納得できる形にギリギリ持っていけたかもです。
ykpythemind 普通に人降りてきた!って思ったもん。
トモヒロツジ はあ、おもろかったな。チャンネル的にも良いテコ入れになるといいけどな。最近なんかミチッミチッって感じの濃いのが続いてたから(笑)軽い気持ちでちょうどよく見れるものができたんじゃないですかね。
osd そうっすね。2つともどう見られるか楽しみですね。
トモヒロツジ めっちゃ明暗分かれたらおもろいな。
ykpythemind これで勝ち負けが発生したらウケる。そこも含めてちょっと楽しんでいただけたらということで。
2025/11/13 収録
